埼玉医科大学総合医療センター

中央検査部

埼玉医科大学総合医療センター中央検査部・輸血部・病理部（以下、検査部）は、総合医療センターの基本理念である「安全で質の高い医療を提供し地域から信頼される医療機関を目指す」ことを目的とし、医療を受ける人々と医療従事者に質の高い臨床検査サービスを提供し、また、高度急性期医療を中心とする当センターの特性を活かして地域医療に貢献するため、ISO 15189に基づく品質マネジメントシステムを構築し運用する。

• 検査部は、ISO 15189の要求事項に基づき、検体検査、細菌検査、遺伝子検査、生理機能・超音波検査、輸血検査、病理検査、採血及び検査部システム管理など検査の品質に関わるすべての業務において、迅速で質の高い臨床検査サービスを提供する。
• 検査部は、品質マニュアルに定められたISO 15189の要求事項に関連する法令・適用規格・品質文書・手順書を遵守し、臨床検査サービスの品質保証を行う。
• 検査部は、臨床検査サービスの品質の継続的改善を通じて医療を受ける人々と医療従事者の満足度を高めるために、品質方針に基づく品質目標を設定し、定期的にレビューを行なって達成状況を確認する。
• 検査部は、品質マネジメントシステムの適格性を定期的に確認・評価し改善を行う。
• 検査部は、全要員に品質方針を伝達・周知し理解を確実にさせるとともに、日々進歩する高度医療を支え臨床検査の発展に貢献できる人材の育成に努める。

2020年 4月 1日
検査部長 竹下 享典

当院の中央検査部はISO 15189を取得しています。

ISO 15189について

ISO 15189とは、臨床検査の品質と能力に関する特定要求事項を提供する 規格として、国際標準化機構（International Organization for Standardization：ISO）が作成した国際規格です。 ISO 15189は品質マネジメントシステムと技術的要求事項から構成されており認定取得した臨床検査室の検査値は国際的に通用する事を意味します。 当検査室は、2021年3月にこの規格を取得いたしました。

ISO 15189に基づく検査室組織について

当院は、中央検査部、輸血部及び病理部の独立した部門がISO上ひとつの検査室として運営しています。全体の統括は、中央検査部部長が務めています。管理主体は、輸血部部長、病理部部長、中央検査部技師長。技術管理者と品質管理者は、中央検査部と病理部からそれぞれ選出され組織運営に携わっています。

私たちの検査室のコンセプトは「すべては患者さんのために」です。

国際規格に適合している検査室を維持継続し、確かな技術と精度管理に裏付けされた検査結果を提供する。また、多くの治験に参加し新しい治療薬の開発に協力をする。このことが、多くの患者さんの治療の一助となるように日々新しい知識の吸収と技術の取得に務めています。

• 感染症法による結核指定医療機関
• 高度救命救急センター（指定）
• 小児救命救急センター（指定）
• 総合周産期母子医療センター（指定）
• 基幹災害拠点病院
• 地域がん診療連携拠点病院
• がんゲノム医療連携病院（高度）
• 地域医療支援病院